IBM i(AS/400)の帳票出力では、RPG言語を用いたプログラムにより罫線やテキストの出力を行っていきます。 簡単な帳票であれば追加ソフトなしでも開発可能ですが、以下のようなことが課題となります。
Create!Formでは、IBM i(AS/400)のデータと連携することで導入環境・運用状況に応じた適切な帳票出力システムを構築することができます。
【IBM i(AS/400)とのデータ連携】
帳票の設計は、GUIの設計ツールにより完成帳票をイメージしながら進められます。 RPG や COBOL 等のプログラミングを行わずに、簡単な作業ですばやく帳票レイアウトを作成でき、画像、グラフやバーコード、マルチフォームといった複雑な帳票にも対応することができます。また、IBM i(AS/400)の帳票で課題となる「文字サイズの変更・調整」も簡単に行えますし、出力する罫線のズレに悩まされることもありません。
帳票の印刷は、Windowsドライバーが提供されているプリンター、または、PostScriptプリンターから出力することができます。IBM i(AS/400)専用プリンターは必要なく、汎用のオフィスプリンターを有効利用できます。
帳票はプリンターへの印刷出力だけでなく電子ファイルとしても出力できます。帳票レイアウトもGUIのツールで新規に作成することはもちろん、既存のIBM i(AS/400)のプログラムで作成した帳票をそのままPDF化、Excel化することも可能です。作成した帳票をメールやFAXで配信したりすることも可能です。
Create!Formを用いてIBM i(AS/400)から帳票を出力する場合、IBM i(AS/400)の外側に帳票サーバー(Windowsサーバー)を用意し帳票出力を実現します。
具体的なシステム構成は、次のようになります。
【システム構成例1】
製品 | 標準価格(税抜) | 合計(税抜) | |
---|---|---|---|
帳票設計開発ツール | Create!Form Design | 20万円 | 80万円 |
連携製品 | Create!Form Magicfolder for Windows | 30万円 | |
Windowsプリンター出力 | Create!Form PrintStage | 30万円 |
具体的なシステム構成は、次のようになります。
【システム構成例2】
製品 | 標準価格(税抜) | 合計(税抜) | |
---|---|---|---|
帳票設計開発ツール | Create!Form Design | 20万円 | 150万円 |
連携製品 | Create!Form Magicfolder for Windows | 30万円 | |
PDF帳票出力ランタイム | Create!Form Cast for Windows | 40万円 | |
Excel帳票出力ランタイム | Create!Form Expage for Windows | 30万円 | |
Windowsプリンター出力 | Create!Form PrintStage | 30万円 |
この方法に加え、既存の印刷業務についてはできるかぎり変更せずに印刷環境のみを移行する方法については、以下の記事で紹介しておりますので、あわせてご確認ください。
IBM i(AS/400)の既存の帳票出力環境をそのままオープン化
IBM iは、IBM社により開発されたオペレーティング・システム(OS)です。 IBMのメインフレーム・システムで実績のある高い信頼性と仮想化機能を装備したPower Systemsサーバー上で動作し、拡張容易性とウィルス耐性が高いアーキテクチャーを採用しています。同シリーズは、AS/400、iSeries、System iの後継にあたり、日本ではオフィスコンピュータと呼ばれています。企業の基幹業務、例えば会計処理や物流在庫の管理といった事務処理に多く利用され、膨大な業務データが蓄積されています。これらのデータは業務システム、Webシステムへの連携、帳票への出力などに利用されています。