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Linuxにおける帳票印刷

Linuxでの印刷処理

Linuxには一般化されたWindowsのプリンタードライバーのような仕組みがないため、印刷処理が課題になるケースがあります。主流となっている印刷方法は、PostScript形式(PS)による印刷です。PS形式とはアドビシステムズが開発したページ記述言語で、この形式に対応したプリンターはメーカーを問わず販売されています。 このPS形式の印刷データを作成してPSプリンターへ出力する方法が最も実績のある方法となります。

【Linuxでの印刷処理イメージ】

Linuxでの帳票印刷の仕組み

LinuxからPostScriptプリンターで印刷するための流れは以下のとおりです。

  1. 印刷データを印刷コマンド lpr で印刷。(印刷先は予め定義されているプリンター定義)
  2. プリンター定義のプリントキューに溜められます。
  3. printcap に設定されたプリントフィルターによってプリンター用印刷データに変換。
  4. printcap に設定されたプリンタデバイスへプリンター用印刷データが出力されます。

Linuxからの帳票印刷

Create!Formは、数少ないLinuxのネイティブで動作する帳票ソフトウェアであり、帳票印刷、帳票PDFの生成を安定して行えるソフトウェアとして多くの導入実績があります。

PostScriptプリンターでの印刷

Create!FormがLinuxプリントシステム用の帳票印刷データを生成し、PostScriptプリンターで印刷します。

【Create!Formによる帳票印刷イメージ】

Create!FormによるLinux帳票出力

帳票印刷の仕組みは以下の通りになります。

  1. 帳票印刷するデータを作成、出力します。
  2. Create!Form Print を実行して帳票印刷データを出力します。
  3. 帳票印刷データを印刷コマンド lpr で印刷します。(2と3をシェル記述にして実行)
  4. プリンター定義のプリントキューに溜められます。
  5. printcap にはプリントフィルターは登録しないで(スルーさせて)使用します。
  6. printcap に設定されたプリンターデバイスへプリンター用印刷データが出力されます。

また、Webアプリ―ケーションなどにおいて、ユーザーからのリクエストによりオンデマンドで印刷処理をする方法を、以下で紹介しています。併せてご確認ください。
帳票のオンデマンド印刷(PostScriptプリンター)【適用モデル】

PDFダイレクト印刷対応プリンターでの印刷

最近の流れとしてPDFダイレクト印刷対応プリンターが普及してきています。このPDFダイレクト印刷対応プリンターを使用する場合、Linuxプリントシステムを介さず、Create!Formで出力したPDFを印刷することができます

Create!FormでPDFを出力するランタイムの詳細については、以下の記事をご覧ください。
PDF帳票出力 Create!Form Cast【製品ラインナップ】

また、PDFダイレクト印刷を使って帳票の大量印刷を実現する方法を、以下の記事で紹介しています。
帳票のPDFダイレクト印刷【適用モデル】

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