概要
Webクライアントに接続されたプリンターで印刷する
Create!Form PrintStageWebは、アプリケーションの稼動するサーバーで生成した帳票の印刷データを使ってWebクライアント端末に接続されたプリンターで帳票を印刷するためのランタイムです。
出力を実行するクライアント端末が限られており、実際に出力するプリンターや印刷設定を各クライアント端末でコントロールしたい用途に最適です。
サーバー側はWindows、Linuxのサーバー環境で動作し様々な言語からの呼び出しに対応しているので、各種アプリケーションに簡単に組み込んでご利用いただけます。クライアント側はWindows、ブラウザーは Google Chrome、Microsoft Edge、Internet Explorer 11 に対応しています。
導入イメージ
Webアプリケーションのクライアント端末で印刷を実行するための利用例を紹介します。

<導入手順>
- アプリケーションの運用環境にCreate!Form PrintStageWebをインストールします。
- 印刷を実行するクライアント端末にCreate!Form PrintStageWeb Clientをインストールします。
- Create!Form Designで設計した帳票定義を、運用環境に配置します。
- アプリケーションから、帳票定義とデータを指定し、Create!Form PrintStageWebに出力を指示します。
- 帳票が生成され、Web経由でアプリケーションを利用するWebクライアントへ印刷データとして送信されます。
- Webクライアントのユーザーが必要に応じて印刷設定などを行い、印刷を実行します。
以上により、Webクライアント端末に接続されたプリンターによる印刷が実行されます。
さらに実践的なご利用方法については、以下の関連記事で紹介しております。
帳票のWebクライアント印刷【適用モデル】
Create!Form PrintStageWeb Clientについて
サーバーのCreate!Form PrintStageWebより送信された印刷データをクライアント端末で印刷するモジュールです。クライアントごとに印刷設定を保持し、Webブラウザーで印刷を処理します。
印刷設定などの詳しい内容については、機能の詳細記事をご覧ください。
Webクライアント印刷【機能】
特長
様々な印刷業務に柔軟に対応
- 帳票サーバーからのデータを離れたネットワーク環境の端末から印刷する業務に最適
- Windowsのプリンタードライバー経由で、様々なプリンターへ印刷
- 複数の帳票をひとつのジョブで出力するマルチフォーム
高精細×高速×安全
- 詳細かつグラフィカルな設計フォーマットを印刷(帳票サンプル)
- TrueType フォントを出力 - JIS2004で拡張された文字セットも出力可能
- 独自のアルゴリズムで高速印刷
- サーバーとクライアント間の通信中の帳票データを暗号化
システムへの組み込みが簡単
- C、Java、.NET、PHP、Ruby、シェルスクリプト等、様々な言語からの呼び出しに対応